1. ご相談・打合せ
お話を伺うことから全てが始まります。この段階では建主さんの方で、まだ計画が固まっていないことも多く、相談のやり取りを通じて、お互いの理解が始まります。その間に簡単な調査をしたり、大まかな設計案を提示することがありますが、ここまでは料金は発生しません。

2. 契約
相談・打合せを通して合意ができれば、正式に契約します。(建主と設計者との「設計・監理契約」です)行う業務の範囲や、設計・監理料などを決めます。

3. 基本設計
本格的に設計に取りかかります。見取り図や完成予想図を建主さんにプレゼンテーションし、打合せを重ねて設計を詰めて行きます。基本的な設計図面を用意します。

4. 実施設計
材料・仕様・設備などを含め、細かい部分を詰めていきます。工事のための詳細な図面を用意します。

5. 申請業務
計画がほぼ確定すれば、「建築確認申請」をします。
(確認済証の発行までに2〜3週間ほどかかります。場合により長引くこともあります)

6. 工事契約をサポート
建主さんが工事業者と「工事契約」に至るまでをサポートします。建主さんから特に指定がない場合は、複数の工事業者から見積りを取り、仕事の質や会社の状況等を調べ、どこに依頼するか助言します。また、最終的なコスト調整を行います。

7. 工事監理
工事開始までに設計内容を工事業者に伝え、工事中は実際に正しく工事されているかを現場でチェックします。記録写真などをとり、建主に工事の状況を報告します。

8. 竣工引渡し立会い
完成した建物を最終的に検査し、引渡しに立ち会います。工事業者から鍵の受け渡しや、設備機器等の取り扱い説明があります。引渡し書にサインが交わされ、建物が建主のものとなります。

9. 維持・管理への協力
1年後などに工事業者が行う検査に立ち会います。それ以外にも定期的に、また現場の近くに立ち寄った際などに、建物の様子を伺い、早期対処にご協力します。また、住んでからの様々なトラブルのご相談も承ります。さらに将来起こりえるご家族構成やライフスタイルの変化、お店やオフィスのレイアウト変更にあわせた増改築などにも適切なアドバイスをいたします。

設計監理料金は国土交通省告示の料率表に基づいて決められます。建物の構造や総工事費の額により変動しますが、一般的には総工事費の6〜12%の範囲としております。設計を依頼すると“高い”と思われがちですが、予算に合わせた適切な材質や工法を選択でき、建主さんのご希望を十分に取り入れることができます。そうすることで、予算以上に満足できる建物を提供いたします。